少女「いいんですか? せっかくお金貯まったのに」
商人「うむ。貯まったから店はいつでも持てる」
少女「……だからって私の名前のモチーフ探しとかアホですか」
商人「お前が俺のセンスを嫌がったんだろー。
せっかくのスシの国だ、何か雅な名前があるかもしれん」
少女「別に雅やかでなくてもいいんですが」
商人「それは俺が困る。一生もんだからな」
少女「……え?」
商人「二度は言わん」

こうしてふたりはたびにでました。
そしてものがたりはいつも、めでたしめでたし、でおわるのです。

商人「あ、右京さんだ」
少女「ホントだ右京さんだ」

うきょうさんは、きょうも血をはいていました。
めでたしめでたし。
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